I Love Old Canon
大昔の憧れを引きずり、CanonのSCRカメラの収集をはじめてしまいました。
*** My Camera Collection *****
マニュアルキヤノン コレクション
コレクションといえば、典型的な道楽の一つです。
ここでは、私の数ある?無意味コレクションの一つ 「CanonのSLRカメラコレクション」と、それにまつわる苦労話?について記載します。
Canonの中古カメラは、市場には溢れていますので、価値としてはたかが知れてるでしょう。
しかし、当時(学生時代)のそれは、私の憧れの一つでした。そして、その憧れの品が中古品として広く出回っており、しかも値ごろな価格で入手できる事を知ってしまった私は、収集の衝動を抑えらませんでした。
良い写真を撮る事が目的であれば、色々な面で新型カメラには叶わないかもしれません。しかし、写真撮影とは、出来た写真を見るだけが楽しみでは無いのです。私にとっては、撮っている過程の方が楽しかったりします。更に言えば、カメラをいじくり回している時の方が楽しいです。そういう意味で、古いカメラの方が、いじくりがいがあったりします。(笑)
●●● 目 次 ●●●
★ Canon のSLRカメラコレクション
私が入手したカメラコレクションの一覧と、その背景(思い出話等)。
★ 初歩的トラブル奮戦記
・レンズのカビ取りに挑戦
・中古カメラの寿命について
・視度補正レンズ & アイカップについて
・AL1の電池ぶた修理
・とりあえず写真を見て決めましょうか? → CEATEC JAPAN 2003
★ 初歩的トラブル奮戦記
● レンズのカビ取りに挑戦!
以前、70〜210mmのズームにカビを生やしてしまい、メーカー修理を依頼した。その時の費用は何と約1万円。しかも完全な除去は出来ないとの事だった。このレンズの中古相場は1.5万程度だから、修理が如何に割高で有るかが解るだろう。そこで、
KIRONのレンズのカビ取りに挑戦してみた。
レンズを分解し、レンズペーパーに洗浄液を付けて磨く。しばらく悪戦苦闘するが、レンズ表面に食い込んだカビは、思いの外しつこかった。結局は「殆どのカビは取れた」と決めつけて、諦める。解体組立、およびレンズを磨く手間は、かなり大変と実感。メーカーのレンズメンテに1万円もの費用がかかる理由を再認識した。
さらにある日、お気に入りの標準レンズにもカビが生えている事が判明した。広島で雨に降られた際、濡らしてしまったのが原因に違いない。もうやけくそである。何故ならば、標準レンズに至っては、中古価格の方がメンテ代より安いのである。仕方ないので、こいつについても分解清掃を行った。
現在これらの機材は、除湿ボックスに保存している。しかし、「湿度が低ければカビは大丈夫」というものでも無いらしい。数ヶ月ぶりにレンズをチェックすると、取ったつもりのカビが、また成長しているようにも見えた。こまめに使う事が長持ちの秘訣らしいが、そうそうカメラを使う気力は沸かない。困ったものだ。
それにしても、何でレンズなんかにカビが生えるのだろう。ガラスって、栄養価高いのかしら? それとも、「コレクション」などという愚行に対する、神の御怒りか? いや、きっと道具達の「私をもっと使ってくれ!」という叫びなのかもしれない。
● 中古カメラの寿命について
中古カメラといえど、この手のカメラの寿命がこんなに早いとは思わなかった。
なんでも、キヤノンの普及タイプ(A1とかAE1など)は、F1の十分の一ほどしかシャッター寿命を保証して無いそうだ。この当時、電子シャッターが普及し始めていた。電子シャッターは精度は高いのであるが、普及タイプに付くそれは(コストダウンのため)それなりの耐久性しか持たせてなかったそうである。(そのくせ、ワインダーやモータードライブがオプションとして人気が高かったのだから、少々恐くなる。最も、適当に壊れてくれなくてはメーカーとしては儲からないのだろうが...。)
A-1を使い始めて暫くすると、シャッター音が変わっていることに気付いた。これは、いわゆる「シャッター鳴き」と呼ばれる現象で、シャッターの寿命の前兆だそうだ。(最も、鳴きだしてから完全に使えなくなるまでには、相等に間が有るそうだが...) そういえば、最近カメラ屋で見る中古のA-1は、注意書きに「シャッター鳴き」と書いてあるものがやたら多い。電子制御のカメラを中古で買うときは、気を付ける必要がある。
というわけで、近頃はまたF-1のお世話になっている。さすがに造りの良さは逸品で、重さを除けば、操作感はA-1の比では無い。最近、予備にもう一台欲しくなってきた次第である。(どうせ使わないくせに....。)
さて、F1にカビの生えた50mmをつけて撮った写真,シャッター鳴きのA1で撮った写真など、見分けがつきますか? 私には良く解りませんでした。 えっ!それ以前に撮り方がなってないって? 申し訳有りません。
→ 35th Motor Show
● 視度補正レンズ & アイカップについて (近視者の苦しみ)
・古いカメラの視度補正レンズを紛失して困った経験はないだろうか?私は大変困った。何せ、これが無くてはピント合わせもままならない。これからの話は、そんな私の苦労談である。
「もうメーカーにもないんですよ! 他の店を回っても店頭在庫があるかどうか......」
随分昔、新宿の某有名カメラ店へ視度補正レンズ(ー2)を買いに行った時の店員の言である。その時、私は二度驚いた。
ひとつ、F1が半年も前に製造中止になっていたこと。 ふたつ、アクセサリー群が、こんなに早く無くなってしまうこと。
実際、私は困った。しかし、まあ幸いというか何というか、視度補正 0のレンズが店頭在庫として残っていた。暫くすれば、これすら手に入らなくなると思い、その日はこれを購入して、おとなしく引き上げた。しかし、これが問題を大きくした。
解説しよう。視度補正0とは、単なる素通しと思ったら大間違い。実は、若干 「+」 なのだ。近視者がこんなものを付けたら、見えるものも見えなくなってしまう。(当時、不思議な現象があった。A1を使うと、F1ほどのボケがないのだ。ある日、F1に付けてある補正0のレンズを外し、ファインダーを覗いてみた。そして、この時、始めてこの謎が解けた。)
当時、そうとは知らず、私はパニクっていた。何とかして視度補正せねば....。
そこで、韓国へ行った際、眼鏡屋よりー2のレンズを購入した。これを削ってファインダーにはめ込めば.....。失敗であった。レンズは思ったより厚く、しかも平坦ではなかった。
次に、たまに中古市場に流れると言う話をたよりに中古カメラ屋を巡った。新宿を中心に、新橋、有楽町、横浜、福岡、大阪道頓堀も走った。〔実は韓国でも探していた)調べると、中古を扱うカメラ屋は、相当数存在したのである。そして、何回目かの新宿の中古カメラ屋巡りをしていた時、それは突然現れた。最も、値段は定価の倍だった。マイナスのレンズは人気があるため、完全に足下を見られているようだ。近視は損である。
・横浜の「カメラのキムラ」で驚くべき会話を聞いてしまった。そこには昔の私と同じく、F1用の補正レンズを探している人がいた。店員はその人に向かって
「ウチはとれますよ」
と返事をしていたのである。当然のごとく、その人は、喜んで注文していた。マイナスのレンズの場合は5000円位かかるらしいが、欲しい人とっては値段に変えられない。
こんな店もあったのだ。
○代用品について(Aシリーズ等)
さて、こんなドタバタのさなか、私は中古のA-1を購入していた。当然、A-1用の視度補正レンズ探していた。そして、その過程で驚くべき?
発見をした。この事実、何人の人が知っているであろうか?
1. A-1には、ニコンのアイカップ(F401X,F601用)が使用できる。しかも、純正品より値段が安くて裏ぶたが開けやすい。眼鏡を架けてる人にはお奨めである。
2. A-1には、EOS KISS用の視度補正レンズ(視度補正レンズE),およびアイカップ(アイカップEB)がそのまま使用できる。
つまり、A-1(Aシリーズ等)の場合は、(EOSが現役である限り)何も無理して、高い中古品を探す必要はないのである。
(参考) 標準品と、代用品を使った場合の外観 (ちなみに、左はA-1、右はAE-1)
↑ 左が純正の視度補正レンズで、右がEOS KISS用。 EOS用でも、全く問題ない。
↑ 左が純正アイカップで、右が ニコンのF401X,F601用。 ニコン品の方が、むしろ、裏ぶたが開けやすくてGood。
尚、視度補正レンズと合わせて使いたい人は、EOS KISS用の視度補正レンズEにアイカップEBを付ければ良い。(下の写真右)
さらに新事実を追加。ペンタックスの補正レンズも使えた。(写真左) 写真右はEOS用のアイカップ。尚、これらは、データーパック着きのジャンクAE1とともに見つけて購入したもの。全部で2500円+税 (Sep.
27, 2002)
● AL1の電池ぶた修理
AL1の中古は、電池ボックスのふたが壊れて閉まらない物が多い。そこで、裏ぶたの修理にTryした。
欠けた所に穴を開け、補強金具を入れます。(写真3)
次に、樹脂で固めてみました。 今のところ、一応使えます。(写真4)
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