●Time Scadule

 07:03 博多  →  小倉  08:42     JR
 08:37 小倉  →  小郡  10:09     JR   
 10:07 小郡  →  津和野 11:13     JR
     津和野 →  津和野         自転車
 18:53 津和野 →  益田  19:32     JR
 20:00 益田  →  東萩  21:09     JR

●はじめに

 台風11号が近づいていた。明日は雨になる確率が高い。博多駅から電車に乗りながら、萩を先に回るか津和野を先に回るか悩んでいた。結局、時間効率を優先し、津和野周りになるのだが、これは、カケだった。レンタサイクルで回る予定の萩は、雨になると動けなくなる。また、その夜は、ムーンライト九州に自由席がある最終日なので、日程は延ばせない。この選択は、「台風と一緒に移動する事になる」という確率も十分にあった。

●貸自転車

 ガイドブックにも載っている、有名な貸自転車屋である。ここの店主は、津和野観光にやたら詳しい。私はこの日、奮発して7段変速〔カゴなし)を借りた。今思えば、津和野はそんなに広くはないので、「カゴ付き」の安い自転車の方が良かったと思う。なぜならば、かばんを持ちながら自転車に乗るのは、走行上少々不安定になるからである。「かご」は、本当に便利だ。
 この店で頂いた割引券は、帰りまでには全て使い切っていた。

●興源寺

 山号は頼行山。曹洞宗。元寇にさいし石見へ入部したとされる吉見頼行が、町内木曽野に建立した源流寺を興源寺と改め、津和野城東麓に移したと伝える。その後さらに移され、1867年に当地にあった薬徳寺と合併し現在に至る。
 吉見頼行の寺で菩提寺で、義民吉松父子の檀那寺でもある。境内に吉見頼行の墓と伝える宝篋印塔がある。
 とのことだが、何のことやら????



●光明寺

 浄土宗。1597年城主吉見正頼の夫人が建立した信盛寺に、初代藩主亀井政矩が藩祖茲矩の父山中鹿之介幸盛菩提のために建立した港幸盛寺が合併、光明寺と号し現在に至る。寺門を入り左手の宝篋印塔が吉見正頼夫人の墓である。本堂右手の墓地には、大正中期に新劇女優として活躍した井沢蘭奢の墓がある。
 やっぱり、わけ解んない解説。

 この写真は、帰りの電車を待つ間に撮ったもの。



●マリア聖堂

 長崎浦上村の切支丹信徒を改宗させるために幕府が津和野藩に預けた信徒は百五十三名。これらは現津和野駅西方乙女峠の廃寺光琳寺に収容され明治6年の帰国に至るまでに死に至った者もあった。
 後に津和野教会神父パウロ・ネーベル氏の努力によってマリア堂が建立され、殉教徒の霊を慰めている。故永井博士の絶筆「乙女峠」はこの間の事情を物語る史料である。   ・・とのこと。
 道を間違えてたどり着いてしまった。ほんとに小さい教会である。

●稲成神社

 1773年亀井家七代藩主が京都の伏見稲荷を勧請。日本五大稲荷の一つ。稲成と書くのは、全国でもここだけ。
  
 此処へ行く予定は無かったが、津和野城跡への通り道なので寄ってしまった。

●津和野城跡

 鎌倉時代に吉見氏が築城を開始し、約30年かかって完成した。別名三本松城というらしい。
  
  津和野の街にSLが走る

 リフトを降り、神社へ向かう途中、カメラのグリップを無くしてしまった事に気付く。頂上から「SLだSLだあ」などと、騒いでいる場合じゃなかったのね。

●鷲原八幡宮・流鏑馬馬場

 公園内の鷲原八幡宮は、鎌倉の鶴岡八幡宮から勧請したもので、馬場も鶴岡八幡宮を模してつくられました。現在では、我が国唯一の原形を残す流鏑馬馬場として、県の指定史跡になっているそうだ。
  

●西周旧居

 西周は、西洋哲学を日本に紹介した哲学界の先駆者で、この旧宅で4〜21歳までを過ごしたそうです。
 

●津和野町民俗資料館 8:30〜17:00  入館料 郷土館,フォトギャラリーと合わせて610円

 津和野街全域を対象として、反省江戸時代から大正時代頃に使われた一般武具、衣、食、住及び農耕、生産に関する生活用具を収集した民族資料が展示されている。とのこと
 狭いスペースに、雑然と展示されている。

●津和野町郷土館  8:30〜17:00 

 津和野とその周辺部から、鎌倉時代以来の郷土資料や美術品など約5000点を集めて展示した歴史博物館だそうだ。 

●森鴎外旧居 9:00〜17:00  入館料 100円 

 森鴎外は、11歳までこの屋敷ですごしたそうな。
   

●今昔館 10:00〜17:00  入館料 300円

  
 見学者に子供がいたため、館長さんは張り切って、蓄音機,ハエ取り機,タイガー計算機などの実演をしてくれた。私も始めて目にする昔の道具達に夢中になった。

●杜塾美術館 9:00〜17:00  入館料 500円
 
 津和野藩の庄屋屋敷を修復し、利用した美術館。1階は中尾彰,吉村摩耶 両氏の作品が展示されている。2階にはピンホールカメラ等が展示されている。

●現代フォトギャラリー 9:00〜17:00  
 津和野出身の報道写真家、桑原史成氏の写真を中心に展示している。観光案内所も兼ねている。

●安野光雅美術館 9:00〜17:00  入館料 600円

 絵本のノーベル賞といわれる「国際アンデルセン賞」を受賞した絵本作家「安野光雅」の、多彩な作品が展示してある。
 遅くまでやっているからと、見学を最後に回したのは失敗だった。その時刻、プラネタリウムの最終回は、終了していた。

●永明寺・森鴎外墓

 吉見、坂崎、亀井と続く歴代津和野藩主の菩提寺だそうで、森鴎外や坂崎出羽守の墓もあります。
  

●高岡兄弟誕生地碑

 島根県出身の初めての本県知事、また、初代札幌市長をつとめた高岡直吉,農政学者高岡熊雄の兄弟の業績をたたえ出来た地碑 だそうだ。

●東萩

 萩駅に着いたのは、夜9時を回っていた。
 駅前に、1泊5000円のホテルが見える。最終的には、「宿泊客は、貸自転車無料」のサービスにつれられて決定した。

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