番外コーナー

 ///// 日焼け止め その実力を調査 /////

○サンプル&方法

日焼け止め
日焼け止め 2種類
硝子板
その辺の硝子に指で塗られた日焼け止め(左端)

 手近にあった日焼け止め(上写真左)を写真右のようにガラス板に塗った後、太陽にかざしてその透過量を調べた。

○装置 前述の通り → 紫外線除去コーティングの検証

○結果
(ア)塗布10分後に測定

品  目

厚塗りの所

薄塗りの所

備 考

サンプルA (測定値)
      (透過率)

0.05
(5%)

0.28
(29%)
キスミー サンキラー
SPF85

サンプルB (測定値)
(透過率)

0.07
(7%)

0.33
(34%)
カネボウ サマーシェイド
SPF50+ PA+++

 ガラスのみの測定値=0.96  直射日光の測定値=1.20  (曇り)

(イ)塗布48時間後に測定 

品  目

厚塗りの所

薄塗りの所

サンプルA (測定値)
      (透過率)

0.07
(5%)

0.23
(16%)

サンプルB (測定値)
(透過率)

0.12
(8%)

0.38
(26%)

 ガラスのみの測定値=1.45  直射日光の測定値=1.84 (この日も曇り)

○結論
 日焼け止めは、それなりに効果はある。ただし、この程度の検証では、その真の実力まで調べられない。

○考察
 ・日焼け止めは、延ばしても白く残る。
 ・厚く塗った方が、紫外線透過量が少ない。
 ・時間をおいても、日焼け止め自体の能力は落ちない。
 (長時間使用時に日焼け止めを塗り直す必要があるのは、落ちるからであろう。)

○課題(= 気にしてはいけないこと)
 ・塗布方法の改善が必要である。
  →指で塗ってたのでは、(特に薄塗で)測定誤差がひどい。
  →実際に使用している厚さに塗れない。
 ・実際に使われるようなストレスをシミュレート出来てない。
 ・どの波長の紫外線を遮断しているのか解らない。
 ・などなど


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