東京駅付近 壱    Sep. 6,2003 〜   with FinePix500
 東京の中の東京である皇居近辺。とびっきりのお上りさんになって、皇居付近を一周します。でも、一日で回りきれる人がいるのでしょうか?

■ 東京駅(丸の内)
丸の内
 御存知、東京駅の丸の内口です。

■ 逓信総合博物館   
開館 9:00〜16:30 入場 110円
逓信総合博物館  情報通信の博物館で、1階は企画展示、2〜3階は常設展示で、デジタルパーク郵政舘、映像のユートピアNHK放送舘、NTT情報通信舘に分れている。


■ 将門首塚
将門首塚
 昔この辺りを柴崎村といって、神田山日輪寺や神田明神の社があり、傍らに将門の首塚と称するものがあった。(いい伝えによると、940年に、下総で討ち取られた平将門の首が、晒されていた京都から飛んできてここに落ちたという。)現在塚の跡にある石塔婆は1307年に真教上人が将門霊を供養したもので、焼損したたびに復刻し現在に至っている。

■ 和田倉噴水公園
和田倉噴水公園
 昭和36年に天皇皇后陛下ご成婚記念として造られた噴水を中心に、平成7年に再整備された公園。

■ 大手門・皇居東御苑  
  開苑 9:00〜16:00  
大手門
 かつて江戸城の正門だった大手門は、皇居への入口の一つとなっています。
○ 三の丸尚蔵舘
三の丸尚蔵舘  平成元年6月に皇室から美術・工芸品類6000点余が国へ寄贈されました。宮内庁三の丸尚蔵舘は、これらの作品群を一括して保存管理するとともに、専門的な調査、研究を進め、あわせて一般に展示公開を行なう研究施設として平成5年に設立されました。その後、平成8年に旧秩父宮家からのご遺贈品が、平成13年には香淳皇后の御遺品が国に寄贈されたのを受けて、現在は約8000点の作品を収蔵しています。その内容は、絵画,書,工芸をはじめさまざまな分野にわたり、制作年代は古代から現代まで、制作地も日本のみならず世界各国に及ぶなど、幅広いものとなっています。
 館内展示室では、これらの作品を順次公開しているほか、収蔵品を軸とした国内外の特別展開催に協力するなど、皇室ゆかりの豊かな文化遺産の紹介をしているそうです。

○ 同心番所・百人番所
同心番所・百人番所
・同心番所(写真左)
 「番所」とは、警備の詰所のことで、百人番所、大番所とこの同心番所の3つが残っています。城の奥の番所ほど、位の上の役人が詰めていました。ここには同心が詰め、主として、登城する大名の供の監視に当たっていました。
・百人番所(写真右)
 本丸と二の丸へ通じる要所である大手三之門の前に設けられた番所。鉄砲百人組と呼ばれた、甲賀組、伊賀組、根来組、二十五騎組の4組が昼夜交代で詰めていました。各組には同心が100人ずつ配属されていました。

■ 二の丸庭園
二の丸庭園
 花の奇麗な回遊式庭園で、周囲には全国都道府県を代表する木が植樹された一角や諏訪の茶屋、昭和天皇の発意による武蔵野の森(雑木林)などがある。

■ 本丸天守閣跡
本丸天守閣跡
 最初の天守閣は、1607年、二代将軍秀忠の代に完成しましたが、その後大修築され、1638年、三代将軍家光の代に、江戸幕府の権威を象徴する国内で最も大きな天守閣が完成しました。外観5層、内部6階で、地上からの高さは58mありました。しかし、わずか19年後の1657年、明暦の大火(振り袖火事)で、飛び火により全焼し、以後は再建されませんでした。

■ 桃華楽堂
 香淳皇后の還暦を記念して建てられた音楽堂で、昭和41年に完成しました。
 八角形の建物で、屋根はテッセンの花弁を形どっています。八つある壁面は、各面とも大きく羽ばたく鳥を中央に、それぞれ日月星、松竹梅、楽の音などをイメージした図柄が陶片で描かれています。香淳皇后のお印の「桃」にちなんで命名されました。


■ 北結橋門
北結橋門
 太田道潅によって築かれた江戸城は家康入城によって大改造されたが、道潅次代にはこの北結橋門付近が城の大手だったといわれ、濠が深くなっている。橋は、敵の侵入を防ぐため、跳ね上げ式だった。

■ 東京国立近代美術館    開舘 10:00〜17:00  常設展 420円
国立近代美術館  東京国立近代美術館では、絵画・彫刻・水彩画・素描・版画・写真など、およそ9000点の美術作品を所蔵しており、これらの中から約250点の作品を選び、20世紀初頭から現代に至る日本の近代美術の流れが概観できるように展示しているそうです。


■ 国立公文書館  
  閲覧 9:15〜17:00  
国立公文書館東京  国立公文書館は、国民の共有財産である国の歴史的資料として重要な公文章等を永く保存し利用すに供することを目的とする施設だそうです。
 所蔵資料は、国の各機関から移管された歴史的価値のある公文書・江戸幕末および明治時代以後の政府が収集した和漢の古書・古文書です。
また、常設展と企画展もあります。


■ 科学技術舘  
  開舘 9:30〜16:50  入館 600円    http://www.jsf.or.jp
科学技術舘  生活に密着した科学と技術をテーマに、参加体験型の展示を行なっている。

 特に子供のために、様々な科学技術について理解してもらおうと、結構お金のかかった展示をしているのは認める。しかし、この展示内容で、本当に理解できるかは疑問。
 解説や展示には、もう少し工夫が必要と感じた。


■ 東京国立近代美術館 工芸館  
  開舘 10:00〜17:00  常設展 200円  
工芸館
 1910年に建設された旧近衛師団司令部の建物を改築し、1977年に開館。明治から現代の工芸品を所蔵、展示しているそうだ。

■ 北の丸公園
北の丸公園
 日本武道館(写真左下),科学技術館,芝生公園などが点在する広大な公園。吉田茂の銅像(写真右下)もあった。

■ 昭和舘  
  開舘 10:00〜17:30  常設展示室 300円
昭和舘  平成11年に開館。昭和10年頃から30年頃までを対象とした、戦中・戦後の国民生活上の苦労に係る歴史的資料・情報を収集、保存、展示しています。
 常設展示室は有料ですが、図書室や、映像・音響室 等は無料です。


■ 靖国神社
靖国神社
 戊辰戦争の戦死者を慰霊するため、明治2年に東京招魂社として建立されて以来、250万人の戦没者の霊を祀っている。
 境内には、遊就舘↓や日本庭園(写真左下)、相撲場(写真右下)などもある。
○遊就舘    開舘 9:00〜17:30 (11〜2月 17:00)  拝観料 800円
 明治15年に創立された日本初の博物館で、10万点にも及ぶ収蔵品の中から歴史を語り継ぐ貴重な資料を展示しているそうです。

 靖国神社にしろ遊就舘にしろ昭和舘にしろ、何故か雰囲気が「異様」に感じるのは私だけでしょうか?
 そこに、「日本が強かった頃の戦争を懐かしむような雰囲気?」みたいなものを感じるのは私だけでしょうか?
 この一帯は、何故か背筋がゾクゾクし、体が近づくことを拒んでいました。

■ 千鳥ヶ淵公園
千鳥ヶ淵公園
 皇居内堀の半蔵濠の沿った細長い公園。緑道途中の千鳥ケ淵戦没者墓苑には、第二次世界大戦のとき海外で戦死し、無縁となった人々の遺骨が葬られている。写真左はその入口に建つ碑。

■ 日本カメラ博物館  
  開舘 10:00〜17:00  入館 300円
日本カメラ博物館
 日本カメラの発展史を系統的に常設展示していだけでなく、世界中から集まった歴史カメラの名機・名作・珍品も多数展示している。

■ 憲政記念館  
  開舘 9:30〜17:00  
憲政記念館
 憲政記念館は、国会の組織や運営などを、資料や映像によってわかりやすく紹介するとともに、憲政の歴史や憲政功労者に関係のある資料を収集して展示しています。展示室には、議場体験コーナー(写真左)もあります。

■ 国会前庭
国会前庭
 国会議事堂の前にある洋式庭園。
・日本水準原点(写真左)
 日本全国の統一された標高決定のため基準として、明治24年5月に水準原点が創設されたが、この建物はその水準原点標を保護するために建築されたものである。日本水準原点標庫は、作品としては小規模であるが、ローマ風神殿建築に倣い、トスカーナ式オーダー(配列形式)をもつ本格的模倣建築で、明治期の数少ない近代洋風建築として、建築史上でも貴重な建物だそうだ。(千代田区特別登録有形文化財)
 
■ 国会議事堂
 国民一般から募集したデザインをもとに、17年の工期ををかけて昭和11年に完成した左右対称の建物。
 衆議院議員会館に見学受付があるとの事だが、詳細は要確認。


■ 山王日枝神社
山王日枝神社
 830年、慈覚大師が川越に勧請した日吉神社が、太田道潅,徳川家康によって次々に移転し、1659年に現在地に落ち着いた。歴代将軍の崇敬により江戸第一の大社として発展し、商売繁盛,学芸成就,安産などに霊験あらたかといわれる。建物は、山王稲荷社をのぞき、戦後に再建された。

■ 桜田門
桜田門
 1663年の建立。1860年に「桜田門外の変」で大老井伊直弼が暗殺されたことで有名。
 小さな高麗門と方形の広場、大きな渡櫓門で構成された「桝形造り」と呼ばれる様式を完全に残しており、国の重要文化財に指定されている。

■ 日比谷公園
日比谷公園
 明治36年に開園した日本初の西洋式庭園で、図書館(写真中左),野外音楽堂(写真中右)等もある。
・石桝 (写真左下)
 江戸時代の上水道木管の石桝で、園内の数ヶ所にこれと同じものがあります。
 巨石を四角にくり抜くいた豪荘なつくりで、内側にその所在地を刻んだものもあります。
 この桝は、江戸市内大通りのところどころに設けられ、ここから大名邸などに導水されていました。
・水飲み (写真右下)
 この水飲みは日比谷公園開設当時のもので、鋳鉄製で重厚ななかにも細やかな装飾が施されています。
 馬も水を飲めるような形に作られており、陸上交通の重要な部分を牛馬が担っていた当時が偲ばれます。



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