大森駅付近    Aug. 10,2003   with FinePix500
 大森駅から西に少し行くと、のどかな住宅街が広がっている。そして、あちらこちらに著名人ゆかりの地があり、それを示すパネルが立並んでいる。(馬込文士村)そして、歩くうちに、日蓮宗の総本山「本門寺」にたどりついた。「東京にも、こんな大きなお寺があったのか」と、はっきりいって驚きました。
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■ 大森駅
えき

■ 文士村レリーフ
文士村レリーフ
 今では閑静な住宅地となっている山王・馬込の地に、大正末から昭和初期を中心とした時期、多くの文士や芸術家達が住み、いつしか「馬込文士村」と呼ばれるようになりました。〜.........  と書いてあります。
 天祖神社の石垣には、写真のようなレリーフが多数埋め込れ、道行く人を楽しませます。ちなみに、(山王・馬込の文士ゆかりの)各地にも解説板がたてられており、その全貌は、郷土博物館入口のパネルに見ることが出来ました。しかし、その数の多さには脱帽です。

■ 富岡美術館   開館10〜16時 入場有料だとおもう
富岡美術館  実業家富岡重憲の旧邸。氏が収集した 陶磁器・絵画・書などの古美術品を収蔵しているそうだ。


■ 厳島神社
厳島神社
 弁天池中央の島にまつられている(非公開)。池の周りは公園となっている。

■ 萬福寺
 丁度、修復寺寺工事中でした。
萬福寺
 梶原景時が大井に開き、後に景時の墓がある馬込に移った。境内には、近所に住んでいた室生犀星の句碑(写真右下)もある。

■ 大田区立郷土博物館   開館 9:00〜16:30
郷土博物館
 大森貝塚出土品をはじめとする考古学資料、馬込文士村関連の資料などを展示。建物前のパネルからは文士村の全貌が判るが、全部巡るのは、かなり大変そう。

■ 熊谷恒子記念館   開館 9:00〜16:30 入場は有料だとおもう
熊谷恒子記念館
 35才で書道家を志し、かな書道の第一人者となった熊谷恒子の旧居で、書や愛用品を展示している。
 文士ゆかりの各地には、写真右のような解説パネルが点在する。

■ 龍子記念館   開館 9:00〜16:30 入場は有料だとおもう
龍子記念館  日本画の巨匠、川端龍子の記念館。建物は自身の設計で、タツノオトシゴの形をしている。


■ 池上本門寺
 本日のメインエベント、本門寺です。東京に、こんな巨大な寺があったとは驚きました。
池上本門寺
 日蓮宗の総本山で日蓮入滅の地。総門(写真左上),経蔵(写真中左),宝塔(写真中右)は江戸時代のものだが、戦災にあい再建された堂宇が多い。
五重の塔
 力道山の墓(写真左)と、1608年建立で、国の重要文化財の五重の塔(写真右) 

松濤園(しょうとうえん)
 今日は運良く、一般開放日(江戸開府400年を記念)にあたりました。
 尚、朗峰会館で配られているパンフレットのクイズに応えると、此処の見学券が貰えますよ!

松濤園
 松濤園は、本門寺の旧本坊の奥庭として、桂離宮の建築と造園で名高い小堀遠州によって作られたものである。作庭にあたっては、この4千坪に広がる庭に遠州茶道の極意を具現し、渓流と池を回遊する名園とした。宗祖700年遠忌の後期事業として修築され、平成3年5月に落慶をみた。 とのこと
 写真左は橋本雅邦の筆塚。橋本雅邦(1835〜1908)は、フェノロサや岡倉天心とともに新日本画の形成に尽力した明治画壇の重鎮。絵を江戸幕府絵師狩野勝川院雅信に学ぶ。代表作に「白雲紅樹」「龍虎」などがあり、その門下より横山大観、下山観山、川合玉堂、菱田春草らを輩出した。この筆塚は熱心な日蓮宗徒でもあった雅邦を偲び、大正11年に門人によって建てられたものだそうだ。
 
■ 本門寺公園
本門寺公園
 昭和8年に、本門寺に寄付された敷地を東京市が公園として整備し、現在は大田区が管理している。雑木林の斜面には、遊歩道が整備されており、弁天池では釣りも出来る。

■ 池上駅
池上駅
 本門寺に出掛けるときは、池上駅(東急池上線)が便利です。



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