目黒 弐 (西口方面)    Oct. 2,2003〜   with FinePix500

■ 目黒駅西口
えき

■ 大円寺(天台宗)
大円寺
 この寺は「松林山大円寺」といいます。寛永の始め、湯殿山の大海法印が寺の前の坂(行人坂)を切りひらき、大日金輪を祀って祈願の道場を開いたのがその始まりと伝えられています。
 本寺には、「生身の釈迦如来」と言われている木造「清涼寺式釈迦如来立像」(国指定文化財),木造「十一面観音立像」(区指定文化財),徳川家の繁栄と江戸発展守護のための「三面大黒天像」(山手七福神の一つ)などが安置されています。
 1772年、本堂から出火、江戸六百余町を焼き、多くの死者を出しましたが、その供養のために造られた「釈迦三尊・十六大弟子」,五百羅漢の像等の「大円寺石仏群」(都指定文化財:写真左下)が建てられています。また阿弥陀堂には「木造阿弥陀三尊像」(区指定文化財)や八百やお七の火事にまつわる西運上人の木像、お七地蔵などが祀られています。
 境内には「行人坂敷石造道供養碑」(区指定文化財),「目黒川架橋供養勢至菩薩石造」(区指定文化財)、西運の墓などがあります。

■ お七の井戸(目黒雅叙園)
お七の井戸

 八百屋お七は、恋こがれた寺小姓吉蔵三あいたさに自宅に放火し、鈴ケ森で火刑にされた。
 吉三はお七の火刑後僧侶となり名を西運と改め明王院に入り、目黒不動と浅草観音の間、往復十里の道を念仏を唱えつつ隔夜一万日の行をなし遂げた。明王院という寺院は、現在の目黒雅叙園入口付近から庭園にかけ明治13年頃まであった。この明王院境内の井戸で西運が念仏行に出掛ける前にお七の暮堤を念じながら水垢離をとったことから「お七の井戸」と言い伝えられているそうだ。

■ 目黒区民センター・目黒区美術館  
区民センター・美術館
 区民センター敷地内には、プールやホール,図書館のほか、美術館もある。
・目黒区美術館   開館 9:30〜17:30(4〜9月) 観覧料 時価  http://www.city.meguro.tokyo.jp
 1987年にオープン。近・現代の我国の作家による美術作品を収集・公開するほか、内外の多様な美術動向をとらえた企画展を積極的に開催しているそうです。

■ 大鳥神社
大鳥神社
 日本武尊をまつり、806年に創建。目黒のお酉さんとして親しまれている。

■ 目黒寄生虫舘   
開館 10:00〜17:00
 医学博士 亀谷 了の創意と私財投入により運営されている研究機関。
 世界唯一の寄生虫博物館であり、4万5千点もの標本の一部公開と寄生虫についての展示がなされている。


■ 青木昆陽墓
 蘭学者の青木昆陽の墓。昆陽は「蕃薯考」を著してサツマイモの(甘藷)の栽培を説いたため、甘藷先生と呼ばれた。


■ 目黒不動尊
目黒不動尊
 808年慈覚大師によって開かれ、江戸時代に将軍家光の帰依を受け、江戸五色不動のひとつとして信仰を集めた。写真右下は、童謡の父「本居長世」の碑。

■ 林試の森公園
林試の森公園
 平成4年に都立の公園として整備された。かつて林野庁林業試験場だった園内は、珍しい木や外来種が多く、大木も生い茂っている。



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